仕事は振り返りが大事です。計画に対して実行したことを振り返ります。振り返って思い描いた計画・目標と比べ、できたこと出来なかったこと、気づいたことを明確にします。気づきを次の行動に生かします。
製造の現場では振り返りを仕組み化します。例えば生産のロットの完了ごとにメンバーで集まって話をします。計画・目標・期待したことに対して実際がどうだったかを振り返り、気づきを明確にします(言葉で話す、書き留める)。メンバー間で気づきを共有し、手順書に反映させたり仕事にフィードバックします。
慣れてくると3分くらいで振り返りと気づきの確認ができます。この3分を仕事の流れの中に取り入れます。生産するたびに気づきが具体的に生かされて仕事が良くなっていくので、ある職場では6か月でリードタイムが20%短縮されたり、ミスが無くなったり、教え方が上手くなったり、そんな効果が出てきました。
一言でいうと「PDCAサイクルを回す」ということですが、これを実際の仕事でどのように実践し成果を上げていくかの「仕組み」を作っていくことが重要です。